ロートアイアン製窓格子・面格子・防犯格子を全国販売。ハンドメイド日本製の3年保障付

制作工房インタビュー

 
当店の面格子は、当店の代表「伊藤」がデザインを作成し、そのデザインを基に実績豊富な専門工房が制作しております。
当店を始めるにあたって、こちらの工房の技術力とセンスに惚れ込み、代表「伊藤」がデザインを持ち込んだことから当店の面格子の共同開発が始まりました。今回はその工房に伺い、日頃から気になっていたその魅力の秘密、また最近の様子を伺ってきました。

常に独創的で夢のある空間にしたい。

伊藤 :貴社のオリジナルポストは独創的で、大変人気が高いとお聞きしていますが、 創業当時からのご様子を伺えますか?

高濱氏:うちはプレス業から今の工房に転進したのが1991年ですので今年で20周年です。 完全オリジナルのポスト開発から始まり、次にそのスタンド、お客様のご要望に答えているうちにロートアイアン製品を制作するようになり、今ではエクステリアはじめ建築全般に広がっています。

伊藤 :記念すべき年ですね。今一番の主力製品は何ですか?

高濱氏:室内外の手すりです。全体の1割程度でしょうか。

伊藤 :大物ですね。デザインも製図も立体的に考えないといけないのでしょうね。全てロートアイアンで作ればさぞかし高額商品ですね。

高濱氏:手摺りはサイズやデザインにより高額な物から比較的お求め安い物まで割と幅広いですよ。中でも螺旋階段の手すりなどは工房内に実物大の階段を再現しなければなりませんのでどうしても高額になってしまいます。せっかく作って持っていっても、取り付けられなければ一大事ですから。

伊藤 :それは大イベントですね。現在従業員は何名いらっしゃるのですか?

高濱氏:14名です。現場ではそれぞれが制作もし、デザインも考えています。

伊藤 :と言うことは、専任のデザイナーさんは置いていらっしゃらないのですね。

高濱氏:はい、営業スタッフも製作スタッフもデザイン、美術系出身なので自分たちで描いております

伊藤 :工房内のいたるところに作品が飾ってありますが、どれも素晴らしいデザインのものばかりに思います。さぞかし皆さん研究熱心なのでしょうね。

高濱氏:ありがとうございます。“いろんな人に来て見てもらう工房作り”はスタッフみんなの目標ですから。

伊藤 :だからお庭にもアトリエにもおとぎの国のようにいろんな作品が展示されているのですね。

ロートアイアンは、冷めてしまえば木材やガラスなどに比べ格段に強い

ロートアイアンの工房は、今では以前ほど珍しいものではなくなってきています。ロートアイアンを自宅につけたいと思っても、ヨーロッパ等からの輸入品を使うしかない時代ではありません。そんな中、こちらの工房の特色は、ほかより一歩も二歩も踏み込んだデザインをすることにこだわっている点にあります。

高濱氏:最近ではうちも例外なく、中国製品等の安価な輸入品に押され、価格競争に巻き込まれることがあります。それから一線を引くには、確かな手法で丁寧に作り上げることと、一歩踏み込んだデザインをすることで違いを明確にすることです。ロートアイアンという材質の特性である、操作性の高い自由度を生かしたデザインです。

伊藤 :具体的にはどういうことですか?

高濱氏:ロートアイアンは熱して柔らかくなったところを、たたいたり、曲げたり、ねじったり、押したりしながら、自由な形を作れます。それでいて、冷めてしまえば木材やガラスなどに比べると、格段に強い。

伊藤 :そうですね。私がロートアイアンと出会って一番驚いたところです。あの硬い鉄が、飴のように自在になる。ほぼ無限大にデザインの可能性があると思います。 でも、作家として活動している方ならまだしも、会社としてそこまでデザイン性にこだわっている工房はまだまれでしょうね。

高濱氏:キーワードは『創造力』です。しなやかな発想で。ほかに無いものを作り、わざわざうちを選んで頼んできてくれるお客様が増えてくれることを願っております。

伊藤 :最近目立ったお客様は?

高濱氏:某映画スタジオの関連施設を手がけたこととか。公表はできませんが、芸能人の方々も何人か。

伊藤さんは研究熱心な方。われわれにないデザイン性に期待しています。

看板制作の打合せ
高濱氏とアロマテラピーのお店の 看板制作の打合せ中。

伊藤 :当店との提携のきっかけは、私(伊藤)の飛び込みでしたよね。業界のことを調べていて、こちらの工房の技術力とセンスに惚れ込み、どうしても制作をお願いしたくて。今思えば、冷や汗ものですが、デザイン持っていきなり飛び込んだ私をよくご丁寧に応対していただきました。そのお心の広さに感謝です。

高濱氏:伊藤さんは、研究熱心で、対応していて安心感がありました。お客様とお付き合いされるのに大事なことだと思います。

伊藤 :そう言って頂いてありがとうございます。私自身は、率直に言ってこのロートアイアン業界そのものは長くなく、それよりもヨーロッパやアメリカの生活の豊かな楽しみ方や、人と光や色の関係性の研究などに長く時間を費やしてきました。そのため、制作にあたっては、こちらの工房のような熟練した職人さんのお力を借りようと思いました。デザインをご覧になってびっくりされましたか?やりにくいと思われた点はありますでしょうか?

高濱氏:大丈夫です。新しいものに挑戦することに、うちの職人は躊躇しませんから。女性視点のデザイン性も感じられ、新鮮でした。うちが期待しているところは、そういった新しいデザインです。新しいデザインで、今までロートアイアンを知らなかった新しい購買層を広げていくことが今後の課題です。どんどんもってきてください。チャレンジします。

伊藤 :うれしいです。今まで、いろんな分野で海外も含め、いろんなデザインを見て来ました。今までのロートアイアンの型にははまらないデザインを心がけています。異業種から、異文化からデザインをロートアイアンの世界に持ち込んだり、独自のものを作っていきたいと思っています。もちろんお客様に支持されてのことですが。

高濱氏:期待しています。うちで出来ることは何でも協力します。当工房でも、将来は、海外進出も考えています。日本のものづくりの技術の高さはハイテク産業ばかりではありませんから。その点でも、貿易経験のある伊藤さんのご協力に期待をしています。

伊藤 :すごいですね。いっしょに進出できたらいいですね。夢で終わらないようがんばります。

高濱氏:今後とも一緒に末永くお付き合いできればと思います。いっしょにオンリーワンを作っていきましょう!

伊藤 :はい、これからもよろしくお願いします!

インタビュー後記

「人が大好きで、どんどん工房に来てもらいたい」という、先代及び現社長のお考えが会社全体に行きわたっている素敵な工房だな、と感じました。工房のたたずまい、働いている方々の仕事に対する姿勢には素晴らしいものがあります。このように心温かく夢のある工房に支持され、いっしょにものづくりが出来ることにあらためて幸せを感じました。これからも協力して、ロートアイアンの世界を広げて、多くの方に愛していただくよう、日々進んでいきたいと思いました。

2011/10/27
インタビュアー 伊藤 ひろみ

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